菊芋(きくいも)は、もとは、飼料として北米から持ち込まれたものですが、第二次世界大戦末期には、これでアルコールを造って航空燃料の足しにしていたとのこと。
菊芋(きくいも)で、戦闘機を飛ばすという発想からしてすでに勝てる戦ではなかったろうと戦後生まれの私は呆れています。 その後、効率的で安い飼料が手に入るようになり飛行機燃料にするにも無理があると納得されて菊芋(きくいも)は栽培されなくなっていきました。
日本中、各地の緑や野草、川原などで、しっかり繁殖を続けています。 最近になって血糖値の上昇を抑えるイヌリンという成分が多く含まれていると再び話題になっている植物です。
一重で黄色のコヒマワリ風の花が夏に咲いていた記憶がおありならまっすぐその場所に行けばいいのですが、菊芋(きくいも)は他の雑草とはかなり様子が違うので枯れ果てた今でも以外に見つけ出すのは簡単です。
まずその背の高さ。 大人の身の丈ほどもあってススキを越しています。
そして枯れ縮んだ葉は、特徴のある黒っぽい色。 この季節、枯れ野で黒っぽいのは菊芋(きくいも)がフキの葉ぐらいなので黄土色の枯れ原では目につきやすいのです。 塊茎は、こんなにたやすく、こんなにたくさん頂いていいのかしらと思うほど浅い地面からザクザク出てきます。 どうして食糧難のアフリカなどにこの菊芋(きくいも)を植えないでしょうか。
さて問題は、私の植物仲間が「ブタの餌」と言い放ったそのお味ですが、未熟なカボチャかズッキーニ のような食感にキク科特有のぷんと野の香り。 生のまま味噌漬けにするかキクイモチップスとか。
先日、この世のグルメ体験も表現力も十二分に豊富そうな三人の男性にそれぞれ持ち帰って食体験してもらいました。
その感想。 A氏「揚げたての熱々に塩コショウ。我が家はしょほど食生活が貧困なのか妻もおいしそうに食べ余分を揚げたしていました」 B氏「てんぷら、けっこういけます」。 C氏「甘みもあってまずくないというよりおいしかったです」とのこと。 大丈夫なようですよ。
中国新聞から抜粋
投稿者: きくぞう店長 日時: 2008年07月19日 09:47 | コメント (0)
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